PowerShellでショートカットを作成する方法|任意の場所・実行対象・アイコンも指定可能
目次
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Windowsのショートカット(.lnkファイル)は、PowerShellで生成することが可能です。 複数のショートカットを一括で作成したり、スクリプト内で設定したりする際に便利です。
ショートカット作成の基本構文
PowerShellでは、WScript.Shell を使ってショートカットを作成します。 WScript.Shell は、Windows Script Host (WSH) の COMオブジェクトで、端的に説明すると、OSの機能をスクリプトやプログラムから使えるようにする仕組みです。 WScript.Shell はショートカットの作成やアプリの起動、環境変数の操作など、Windowsの基本操作をスクリプトで実行できる機能を提供しています。
以下コマンドは、C:\Users\username\Notepad.lnk にメモ帳を起動するショートカットを作成しています。
$WshShell = New-Object -ComObject WScript.Shell
$Shortcut = $WshShell.CreateShortcut("C:\Users\username\Notepad.lnk")
$Shortcut.TargetPath = "C:\WINDOWS\system32\notepad.exe"
$Shortcut.Save()
指定できる各プロパティの意味
ショートカットを作成する際は、以下をプロパティとして指定することができます。
プロパティ | 内容 |
---|---|
TargetPath |
実行するアプリケーションやファイルのパス |
Arguments |
コマンドライン引数(任意) |
WorkingDirectory |
作業ディレクトリ |
WindowStyle |
ウィンドウ表示方法(1: 通常、3: 最大化など) |
IconLocation |
ショートカットのアイコンファイル(.icoなど) |
Description |
ツールチップに表示される説明文 |
まとめ
PowerShellでのショートカット作成は、自動化やセットアップスクリプトで特に有用です。定型的な作業を効率化したい場合にぜひ活用してください。
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