コマンドプロンプトでプロセスを強制終了する方法|taskkillコマンドの使い方を解説
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Windowsでは、コマンドプロンプトから特定のプロセスを強制終了することができます。タスクマネージャーを開かずに、バッチファイルやリモート接続時に終了処理を自動化したい場合にも便利です。本記事では taskkill コマンドを使って、プロセスを安全かつ確実に終了する方法を解説します。
taskkillコマンドの基本構文
taskkill は、実行中のプロセスをコマンドラインから終了させるためのWindows標準コマンドです。基本的な構文は以下の通りです。
taskkill [オプション]
よく利用するオプションとして、プロセスのイメージ名を指定する /IM や、プロセスIDを指定してプロセスを終了できる /PID があります。
- /IM:イメージ名(実行ファイル名)で指定
- /PID:プロセスID(数値)で指定
プロセス名を指定して終了する方法
以下例では、notepad.exe(メモ帳)を指定してプロセスを終了しています。成功すると、強制的に終了したプロセスの名称とプロセスIDが表示されます。
C:\Users\username>taskkill /IM notepad.exe
成功: プロセス "Notepad.exe" (PID 17716) に強制終了のシグナルを送信しました。
PID(プロセスID)を指定して終了する方法
下記例では、メモ帳のプロセスIDを確認し、プロセスIDを指定して強制終了しています。
C:\Users\username>tasklist | findstr Notepad
Notepad.exe 22536 Console 3 137,956 K
C:\Users\username>taskkill /PID 22536
成功: PID 22536 のプロセスに強制終了のシグナルを送信しました。
taskkill でもプロセスを終了できない場合
taskkillコマンドを実行してもプロセスが応答しないことがあります。その場合は /F オプションで強制終了できます。
taskkill /IM notepad.exe /F
まとめ
コマンドプロンプトで taskkill を使えば、GUIなしで迅速にプロセスを終了できます。バッチ処理の中に組み込んで、定期的なクリーンアップやトラブル時の自動対応も可能です。
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