treeコマンドでフォルダとファイルを階層表示する方法

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treeコマンドの基本構文

Windwosのコマンドプロンプトで利用できるtreeコマンドは、フォルダ内のファイルやフォルダを階層構造が分かる状態で表示するコマンドです。treeコマンドの基本的な構文は以下の通りです。

tree  [ドライブ:][パス] [/F] [/A]
  • /F オプションを指定すると、各フォルダだけでなく、ファイル名も表示します。
  • /A オプションを指定すると拡張文字ではなく、ASCII 文字で表示します。

以下の例では、C:\dell 配下のフォルダをツリー形式の階層構造で一覧表示しています。

C:\Users\username>tree C:\dell
フォルダー パスの一覧:  ボリューム OS
ボリューム シリアル番号は E4FE-FFD5 です
C:\DELL
├─1WMF4
├─R3FJF
│  └─FOD
│      └─metadata
└─UpdatePackage
    └─log

/Fオプションを指定すると以下のように C:\dell 配下のフォルダとファイルを階層構造で一覧表示できます。（見やすいように結果は一部抜粋して掲載してます）

C:\Users\username>tree /F C:\dell
フォルダー パスの一覧:  ボリューム OS
ボリューム シリアル番号は E4FE-FFD5 です
C:\DELL
├─1WMF4
│      repair_script_v6.0.32.ps1
│      windowsdesktop-runtime-6.0.32-win-x64.exe
│
├─R3FJF
│  │  appmodel.hiv
│  │  CreateHKCUregistry.ps1
│  │
│  └─FOD
│      │  Containers-Dynamic-Image-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~.cab
│      │  FoDMetadata_Client.cab
│      │  Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~ar-SA~.cab
│      │  Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~bg-BG~.cab
│      │  Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~zh-CN~.cab
│      │  Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~zh-TW~.cab
│      │  Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~.cab
│      │
│      └─metadata
│              DesktopTargetCompDBForISO_ar-SA.xml
│              DesktopTargetCompDBForISO_ar-SA.xml.cab
│              DesktopTargetCompDBForISO_bg-BG.xml
│              DesktopTargetCompDBForISO_bg-BG.xml.cab
│              DesktopTargetCompDB_FOD_Neutral.xml
│              DesktopTargetCompDB_FOD_Neutral.xml.cab
│              DesktopTargetCompDB_Neutral.xml
│              DesktopTargetCompDB_Neutral.xml.cab
│              DeviceInventory.xml
│              UpdateAgent.dll
│
└─UpdatePackage
    └─log
            DELLMUP.log

なお、現在のディレクトリとサブディレクトリのファイル全てを対象に、ファイルのみの一覧を作成したい場合は、dir コマンドを利用します。方法は下記記事にまとめています。

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treeコマンドの結果をファイルに保存する方法

treeコマンドの実行結果をファイルに保存して、Excelなど他のソフトウェアで再利用したいことがあります。その際は treeコマンドとリダイレクトを組み合わせることで実行結果をファイルに保存することができます。

下記例では、treeコマンドの結果を tree.txt というテキストファイルに保存しています。

C:\Users\username>tree /F C:\dell > tree.txt



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