RHEL系Linuxでリポジトリを一覧表示するコマンド(dnf repolist)

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RHEL系のLinuxでは dnfコマンド(Dandified YUMの略称)で OSにインストールできるソフトウェアパッケージを管理することができます。dnf repolistコマンドでは、システムに設定されているリポジトリの一覧を表示することができます。以前は yumコマンドがパッケージを管理する用途として使われていましたが、最近のRHEL系Linuxではdnfコマンドが標準になっています。

dnf repolist

dnf repolist を単体で指定すると、現在使用可能なリポジトリ(enabled)の情報を一覧表示できます。Amazon Linux 2023で試すと以下の様に二つのリポジトリが表示されました。

[root@hostname ~]# dnf repolist
repo id                   repo name
amazonlinux               Amazon Linux 2023 repository
kernel-livepatch          Amazon Linux 2023 Kernel Livepatch repository

dnf repolist –all で無効化されているリポジトリも表示

dnf repolist を –all オプションを付けて実行すると、無効化(disabled)されているリポジトリも含めて情報を一覧表示することができます。Amazon Linux 2023で試すと以下の様にdisabled ステータスのリポジトリも含めて一覧表示されました。一番右にstatus欄があり、ここで有効、無効の状態を確認することができます。

[root@hostname ~]# dnf repolist --all
repo id                                                                                       repo name                                                                                                                              status
amazonlinux                                                                                   Amazon Linux 2023 repository                                                                                                           enabled
amazonlinux-debuginfo                                                                         Amazon Linux 2023 repository - Debug                                                                                                   disabled
amazonlinux-source                                                                            Amazon Linux 2023 repository - Source packages                                                                                         disabled
kernel-livepatch                                                                              Amazon Linux 2023 Kernel Livepatch repository                                                                                          enabled
kernel-livepatch-source                                                                       Amazon Linux 2023 Kernel Livepatch repository - Source packages                                                                        disabled

なお、–enabled オプションを指定すると有効なリポジトリのみ表示でき、–disabled オプションを指定すると無効化されているリポジトリのみを表示することができます。

システムで有効化されているリポジトリの確認はもちろん、リポジトリを追加、削除する前後で確認の用途などで活用できるコマンドです。



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