Nagiosサーバーのログファイルの出力場所

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Nagiosはシステムリソースやネットワークなどを監視する、オープンソースのソフトウェアです。この記事では、Nagiosのサーバー本体のログファイルの出力場所について解説します。

ログファイルの出力場所

Nagios のログファイルの出力場所は、設定ファイルに記述されています。Nagiosの設定ファイルは通常、/etc/nagios/nagios.cfg です。ソースビルドでNagiosをインストールした場合は、インストール先ディレクトリ配下に設定ファイルがあります。

設定ファイル内の「log_file」という項目にログファイルのパスが掛かれています。

パッケージ経由でインストールしたNagiosで確認してみます。この環境では、/var/log/nagios/nagios.log にログが出力されていることが分かりました。一般的には /var/log 配下かNagiosの設定ファイルで指定された場所にあります。

[user@hostname nagios]$ cat /etc/nagios/nagios.cfg | grep log_file
log_file=/var/log/nagios/nagios.log

ログファイルの内容

ログのフォーマットは、Nagiosのバージョンや設定によって異なりますが、一般的に以下のような形式で記録されます。

[タイムスタンプ] ログの種類: 詳細情報

ログファイルの内容を実際に見てみましょう。ログローテーションの設定やバージョン、各監視イベント毎の結果が記述されています。これらの情報を直接見る必要はあまりないですが、Nagiosでの監視処理で問題が発生した際の原因調査などで役に立つ情報です。

[user@hostname nagios]$ cat /var/log/nagios/nagios.log | head
[1724252400] LOG ROTATION: DAILY
[1724252400] LOG VERSION: 2.0
[1724252400] CURRENT HOST STATE: sample01.example.jp;UP;HARD;1;PING OK - Packet loss = 0%, RTA = 8.96 ms
[1724252400] CURRENT HOST STATE: sample02.example.jp;UP;HARD;1;PING OK - Packet loss = 0%, RTA = 8.07 ms
[1724252400] CURRENT HOST STATE: sample03.example.jp;UP;HARD;1;PING OK - Packet loss = 0%, RTA = 7.86 ms
[1724252400] CURRENT HOST STATE: sample;UP;HARD;1;PING OK - Packet loss = 0%, RTA = 7.81 ms

ログの設定によっては、出力日時がタイムスタンプ: エポック秒(1970年1月1日からの経過秒数)になっています。dateコマンドやスクリプト言語などで必要に応じて変換してみましょう。(例:date -d @1672531199)


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