Linux(RHEL)でタイムゾーンを変更する方法

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Linuxでは、timedatectlコマンドを使うことで、簡単にタイムゾーンを変更することができます。/etc/localtimeファイルを直接編集する方法もありますが、誤った操作によりシステムに不具合が生じる可能性があるため、timedatectlコマンドを使う方法がおすすめで安心です。

タイムゾーンを変更するコマンド

以下コマンドではタイムゾーンを「Asia/Tokyo」に変更しています。

timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

実際に実行してみます。timedatectlコマンド単体で実行すると現在のタイムゾーンを確認することができます。タイムゾーンが「UTC」から「Asia/Tokyo」に変更されたことを確認できました。

[root@hostname ~]# timedatectl
            Local time: Thu 2024-08-15 10:27:04 UTC
        Universal time: Thu 2024-08-15 10:27:04 UTC
                RTC time: Thu 2024-08-15 10:27:04
                Time zone: UTC (UTC, +0000)
System clock synchronized: yes
            NTP service: active
        RTC in local TZ: no
[root@hostname ~]#
[root@hostname ~]# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
[root@hostname ~]#
[root@hostname ~]# timedatectl
            Local time: Thu 2024-08-15 19:27:16 JST
        Universal time: Thu 2024-08-15 10:27:16 UTC
                RTC time: Thu 2024-08-15 10:27:17
                Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
System clock synchronized: yes
            NTP service: active
        RTC in local TZ: no
[root@hostname ~]#
[root@hostname ~]# date
Thu Aug 15 19:27:30 JST 2024

一般的に、上記の手順を実行するだけでシステムのタイムゾーンが変更されます。OSの再起動は不要ですが、一部のアプリケーションやサービスによっては、再起動が必要な場合があります。

タイムゾーンを一覧表示するコマンド

以下のコマンドで利用できるタイムゾーンを一覧表示できます。

timedatectl list-timezones 



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