シェルスクリプトで桁数固定で乱数を取得する方法

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シェルスクリプトで乱数を取得する際は $RANDOM を使用します。 $RANDOMはBashのシェルスクリプトで利用できる特別な変数で、0から32767までの間のランダムな整数を生成します。$RANDOMは参照する度に毎回異なる値が得られます。

桁数固定で乱数を取得する方法

$RANDOMで取得できる値は0から始まるので桁数は固定されていません。桁数を固定したい時は printf コマンドと組み合わせて変数を取得します。 下記サンプルは、$RANDOMの値の先頭に0を補完(パディング)して桁数を5桁に固定しています。ファイル名、IDなど乱数を固定の桁数で取得したいときに役立つテクニックです。

#!/bin/bash

# 先頭に0を補完して5桁に
random=$(printf "%05d" $RANDOM)
echo $random

exit 0

printfコマンドは指定したフォーマットで出力を生成するコマンドです。フォーマット指定は %05d の部分です。%05d の0がゼロ埋めを表し、5が桁数を指定している部分です。

  • %: フォーマット指定子の開始
  • 0: 数値の左側を0で埋める指定
  • 5: 出力の桁数
  • d: 整数として出力

上記サンプルを test.sh として保存し何度か実行してみます。5桁のランダムな数値を取得することができました。

[root@hostname tmp]# ./test.sh
09692
[root@hostname tmp]# ./test.sh
09857
[root@hostname tmp]# ./test.sh
23682
[root@hostname tmp]# ./test.sh
31298

乱数の桁数を変更する方法

上記のサンプルは5桁の乱数ですが、桁数を変更したい場合は printf コマンドのフォーマット識別子を変更します。下記サンプルは 8桁の乱数を取得しています。

# 8桁の乱数を生成
random=$(printf "%08d" $RANDOM)
echo "8桁の乱数は: $random"


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