Linuxのrmコマンドでディレクトリの中身ごと削除する方法

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Linuxでファイルやディレクトリを削除する場合は rm コマンドを使います。rm コマンドは通常、中身のあるディレクトリを削除しようとするとエラーになりますが、オプションとして -rf を指定するとディレクトリの中身も含めて削除することができます。

サンプルとして、下記のように中身のあるディレクトリ test_dir を用意します。

[root@hostname tmp]# tree test_dir/
test_dir/
 ├ tqq dir
 │  └─ test2.txt
 └─ test1.txt

1 directory, 2 files

test_dir を削除しようとすると、エラーメッセージが表示され削除できません。

[root@hostname tmp]# rm test_dir/
rm: `test_dir/' を削除できません: ディレクトリです

オプション -rf を指定すると削除できました。-r は再帰的に削除するオプションです。つまり、指定したディレクトリ内のすべてのファイルとサブディレクトリを削除することになります。-f オプションは削除の確認をせずに強制的に削除するオプションです。-f を付けない場合は、一つずつ削除するか確認が入ります。

[root@hostname tmp]# rm -rf test_dir/

一度削除したデータの復元は困難です。このオプションを指定する際は慎重に行いましょう。削除する前に必ず対象のディレクトリ内を確認し、誤って重要なデータを削除しないように注意しましょう。


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