Windowsのdirコマンドでファイル名のみを表示する方法

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Windowsのコマンドプロンプトで、ファイルやフォルダの一覧を表示したいときは dirコマンド を使用します。

オプションを付けずにdirコマンドを実行すると、ファイル名だけでなく、タイムスタンプやファイルサイズなども一緒に表示されます。 本記事では、ファイル名のみを表示する方法を解説します。

dirコマンドの基本構文

dirコマンドは、フォルダ内のファイルやフォルダの一覧を表示するコマンドです。基本的な構文は以下の通りです。

dir [ドライブ:][パス] [/オプション]

以下の例では、C:\Users\username\Documents 配下のファイルやフォルダの一覧を表示しています。タイムスタンプやファイルサイズなどの情報も一緒に表示されています。

C:\Users\username\Documents>dir
ドライブ C のボリューム ラベルは OS です
ボリューム シリアル番号は 8E8F-732C です

C:\Users\username\Documents のディレクトリ

2024/07/28  22:46    <DIR>          .
2024/07/28  23:54    <DIR>          ..
2024/02/25  14:23           158,608 book_thum.jpg
2024/04/29  18:49         3,201,965 DSC_0050.JPG
2024/03/09  12:28       110,019,104 FigmaSetup.exe
2024/05/06  23:05            51,250 Keyword Stats 2024-05-06 at 23_04_59.csv
2024/05/06  23:06           106,572 Keyword Stats 2024-05-06 at 23_06_10.csv
2024/03/19  19:45            12,683 sql_generation_tool.html
2024/07/31  23:52    <DIR>          testdir
2024/02/25  13:31        98,932,288 VSCodeUserSetup-x64-1.86.2.exe
            7 個のファイル         212,482,470 バイト
            3 個のディレクトリ  335,477,624,832 バイトの空き領域

ファイル名のみ表示する方法

ファイル名のみ表示したい場合は、dirコマンドの オプション /b と /a を組み合わせて実行します。

  • /b ファイル名のみを表示するオプション
  • /a 指定した属性のファイルを表示する。-を前に付けるとその属性を除外する

以下例では、/b オプションで 表示する項目をファイル名のみに限定し、/a:-D で ディレクトリを表示しないように指定しています。

C:\Users\username\Documents>dir /b /a:-D
book_thum.jpg
DSC_0050.JPG
FigmaSetup.exe
Keyword Stats 2024-05-06 at 23_04_59.csv
Keyword Stats 2024-05-06 at 23_06_10.csv
sql_generation_tool.html
VSCodeUserSetup-x64-1.86.2.exe

サブディレクトリ配下のファイル名も一覧表示する方法

サブディレクトリ配下のファイルも含めて、ファイル名のみ取得したい場合は、dirコマンドの オプション /b と /a と /s を組み合わせて実行します。

  • /s 指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリのすべてのファイルを表示

以下の例では、/b オプションで 表示する項目をファイル名のみに限定し、/a:-D で ディレクトリを表示しないように指定しています。さらに、/s によりサブディレクトリ配下のファイルも表示しています。

C:\Users\username>dir /a:-D /b /s C:\dell
C:\dell\1WMF4\repair_script_v6.0.32.ps1
C:\dell\1WMF4\windowsdesktop-runtime-6.0.32-win-x64.exe
C:\dell\R3FJF\appmodel.hiv
C:\dell\R3FJF\CreateHKCUregistry.ps1
C:\dell\R3FJF\FOD\Containers-Dynamic-Image-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~.cab
C:\dell\R3FJF\FOD\FoDMetadata_Client.cab
C:\dell\R3FJF\FOD\Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~ar-SA~.cab
C:\dell\R3FJF\FOD\Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~bg-BG~.cab
C:\dell\R3FJF\FOD\Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~ca-ES~.cab
C:\dell\R3FJF\FOD\Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~cs-CZ~.cab
C:\dell\R3FJF\FOD\Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~da-DK~.cab
C:\dell\R3FJF\FOD\Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~de-DE~.cab
C:\dell\R3FJF\FOD\Microsoft-Windows-SenseClient-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~el-GR~.cab
C:\dell\R3FJF\FOD\metadata\DeviceInventory.xml
C:\dell\R3FJF\FOD\metadata\UpdateAgent.dll
C:\dell\UpdatePackage\log\DELLMUP.log

C:\Users\username>dir /a:-D /b /s C:\dell



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