sleepコマンドでシェルスクリプトの処理を一定時間停止する方法

目次

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sleep コマンドの使い方

シェルスクリプトの処理を一時停止し遅延させる際は sleep コマンドを使用します。

sleepコマンドの基本的な構文は以下の通りです。秒数には待機する時間を指定ます。

sleep 秒数 [単位]

単位には以下を指定することができます。なお、小数秒の指定は、bash 4.0以降でのみ可能です。

  • s: 秒 (デフォルト)
  • m: 分
  • h: 時間
  • d: 日

サンプルコード

下記サンプルコードは、処理を3.5秒停止し、その前後の現在時刻を出力しています。

#!/bin/bash

# 現在時刻を出力 年月日時分秒 + ミリ秒
echo `date +%Y/%m/%d-%H:%M:%S:%3N`

# 3.5秒間処理を一時停止
sleep 3.5s

# 再度現在時刻を出力
echo `date +%Y/%m/%d-%H:%M:%S:%3N`

exit 0

実行結果は以下の通りでした。想定通り、3.5秒処理が停止したことを確認できました。

# ./sleep.sh
2024/07/12-21:05:26:010
2024/07/12-21:05:29:513


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