curlコマンドでpop3|メールの一覧取得、内容の閲覧、削除方法

目次

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本記事では、curlコマンドでpop3、またはpop3sプロトコルでメールの一覧取得、内容の読み方、削除方法を解説します。

受信メールの一覧取得

下記コマンドで受信メールを一覧表示することができます。メールのIDとサイズが表示されます。Gmailの場合はプロトコルはPOP3のセキュアバージョンであるPOP3S (POP3 over SSL/TLS)を使用しているため、URLのスキーム部分が pop3s:// となっています。 POP3でアクセスする場合は、pop3:// に変更してみてください。

[root@hostname ~]# curl -u 'メールアカウント:パスワード' pop3s://pop.gmail.com:995
1 6519
2 2146
3 2297
4 10701
5 2942
6 18918
7 44598
8 16732
9 5021
10 12027

メール内容の閲覧

下記コマンドで指定したメールIDのメールヘッダーと本文を閲覧することができます。

[root@hostname ~]# curl -u 'メールアカウント:パスワード' pop3s://pop.gmail.com:995/メールID

メールの削除

下記コマンドで指定したメールIDのメールを削除することができます。ただし、私が試した環境とGmailアカウントではサーバーから応答がなかったです。メールサーバーの設定によっては削除できないこともあるようです。

[root@hostname ~]# curl -u 'メールアカウント:パスワード' --request DELE pop3s://pop.gmail.com:995/メール番号

Gmailからメールを取得する場合

Gmailからメールの情報を取得したい場合は、Gmail側の設定でpop3を事前に有効にしておく必要があります。また、Googleアカウントで 2段階認証を有効化している場合は、POP3でアクセスするためのアプリパスワードを発行する必要があります。

アプリパスワードの発行方法は下記で確認できます。

https://support.google.com/accounts/answer/185833?sjid=311477927459299559-AP

検証した環境のcurlバージョン

検証で使用したcurlのバージョンは以下でした。

[root@hostname ~]# curl --version
curl 7.29.0 (x86_64-redhat-linux-gnu) libcurl/7.29.0 NSS/3.34 zlib/1.2.7 libidn/1.28 libssh2/1.4.3
Protocols: dict file ftp ftps gopher http https imap imaps ldap ldaps pop3 pop3s rtsp scp sftp smtp smtps telnet tftp
Features: AsynchDNS GSS-Negotiate IDN IPv6 Largefile NTLM NTLM_WB SSL libz unix-sockets


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