httpdコマンドとapachectlコマンドの違い
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httpdコマンドとapachectlコマンドは、どちらもApache HTTP Serverを制御するために使用するコマンドです。この記事では両者の違いを解説します。
httpdコマンドとは
httpdコマンドは、サーバープログラム本体です。各種オプションを指定してサーバーのの起動や停止、起動状態の確認などを行えます。 使用できるオプションはドキュメントが参考になります。ドキュメントには、httpdは直接呼び出すのではなく、apachectl を介して呼び出すように記載があります。
https://httpd.apache.org/docs/2.4/ja/programs/httpd.html
apachectlコマンドとは
apachectlコマンドの実態はhttpdコマンドのラッパーです。シェルスクリプトとして実装されています。以下のコマンドで apachectl がどこにあるか確認できます。
[root@hostname bin]# which apachectl
/usr/sbin/apachectl
より簡単に apache を扱えるように設計されているとコメントには書かれています。 configtest オプションなど、設定ファイルの構文チェックを行うものも用意されており、より安全にapacheを制御することができます。
apachectl のオプションもドキュメントが参考になります。サーバーの運用に必要な基本的な機能は用意されていますが、デバッグモードでの実行などはできないので、開発用途では httpd コマンドを使用する機会もあります。用途に応じて使い分けましょう。
https://httpd.apache.org/docs/2.4/ja/programs/apachectl.html
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