シェルスクリプトで別ファイルに定義した関数を呼び出す方法

目次

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シェルスクリプトで別ファイルに定義した関数を呼び出す方法を解説します。

関数の定義方法

シェルスクリプトでは以下のように関数を定義できます。

関数名() {
# 関数の処理
}

文字列を出力するだけのシンプルな関数を作るとこのようになります。このファイルをfunction.shとして保存しておきます。

#!/bin/bash

function hello() {
echo "Hello, world!"
}

関数定義を読み込んで別ファイルから呼び出す方法

別のシェルスクリプトを用意して関数を読み込む際は source コマンドを使用します。先程保存しておいたfunction.shと同じフォルダにシェルスクリプトを作成します。

#!/bin/bash

source function.sh

hello

exit 0

source の後に、読み込みたいシェルスクリプト名のパスを指定します。今回は同一フォルダ内に配置してあるのでファイル名だけですが、「 source ~/.profile」のようにパスを指定することもできます。

もう一つ別の方法としてピリオドを使う方法があります。ピリオドはsourceコマンドのエイリアスとして動作しますが、ソースコード上で見落とすことも多く、私は基本はsourceコマンドを使うようにしています。

実行権限について

シェルスクリプトを実行するためには実行権限が必要です。関数定義を読み込む側のシェルスクリプトには実行権限が必要ですが、関数を定義し、source コマンドで指定するシェルスクリプトの方は実行権限が無くても動作します。


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