Linuxのユーザーアカウントをロック、アンロックする方法
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Linuxのユーザーアカウントは、passwdコマンドを使うことで、ロック、アンロックすることができます。ロック状態になると、そのユーザーアカウントでログインすることができなくなります。ただし、rootユーザーが、suコマンドでログインすることはできます。
アカウントをロックする方法
passwdコマンドに、-l オプションを付けて実行することでアカウントをロックすることができます。アカウントのロックはrootユーザーのみ実行できます。
# passwd -l user_name
ロックした後、他のユーザーでログインしようとすると、正しいパスワードを入力しても認証失敗と表示されます。
$ su - user_name
パスワード:
su: 認証失敗
アカウントをアンロックする方法
passwdコマンドに、-n オプションを付けて実行することでアカウントをアンロックすることができます。アカウントのアンロックはrootユーザーのみ実行できます。
# passwd -n user_name
アカウントがロックされているか確認する方法
アカウントをがロック、またはアンロックされているかも passwd コマンドで確認することができます。 -Sオプションを付けて以下の様に実行します。
# passwd -S user_name
user_name LK 2019-11-08 0 99999 7 -1 (パスワードはロック済み。)
ユーザーの状態を表示することができます。1カラム目はユーザー名です。ロック状態のユーザーだと、2カラム目がロック状態を表す「LK」になります。ロックされていない状態でパスワードが設定されているユーザーは「PS」と表示されます。
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